脇におけるボトックス注射の副作用にはどんなことを気を付けたらよいか?
脇汗(多汗症)においては、保険適用のものがあるほど、ボトックス注射はメジャーなものになってきています。
しかし、薬剤を体の中に入れるということはそれなりに副作用があることについても知っておかなければなりません。
ここでは、脇汗治療におけるボトックス注射の副作用と問題点についてご紹介します。
脇汗のボトックス注射の副作用と問題点
脇汗注射を受けられる人・受けられない人
受けられる人
(保険適用外)
医師と相談し、施行に同意をされた人。
(保険適用)
受けられない人
〇重症筋無力症・筋疾患を患っている人
〇筋弛緩作用のある薬を服用している人
〇ボトックス治療でアレルギーを発症した人
これらの人については、保険適用の有無にかかわらず、ボトックス治療自体を受けることができません。
ボトックス注射の副作用
ボトックス注射も副作用はあります。
〇内出血
〇代償性発汗
〇腕のひきつれ
〇妊婦
これらについては、ボトックス注射施行時にも十分気を付けていただかなくてはなりませんが、事前に説明を聞くことが非常に重要です。
ボトックス注射を受けるときのポイント
〇純度の高い、ボツリヌス菌を使用してもらうことが、副作用予防につながる。
ボツリヌス菌(ボトックス)はさまざまな種類がありますが、できるだけ精製純度の高いものを使ってください。
やはりおすすめは、ボトックスもしくはボトックスビスタを使う用意してください。
〇純度の低い、ボツリヌス菌を使用すると、身体に耐性ができる可能性があり、積極的な治療はお勧めしておりません。
韓国製やイギリス製・中国製などたくさんありますが、耐性ができてしまっては元も子もありません。しっかりと施行前に医師に確認をしておきましょう。
〇ボトックスを毎年1~2回利用する予定の人は特に製品は選んでください。純度の高いものを使うことによって効果は長持ちし、耐性もできにくくなります。
ボトックスは非常に手軽で効果も高い方法ですが、効果の出方は人によって様々です。
また、根本的治療ではないため定期的な施行も必要となります。
作用と副作用をしっかりと知り、選んでいきましょう。