脇汗で保険適応をさせるのに必要なポイントはここでわかります
脇汗で保険適応できるのはケースが限られています。
しかし、そのケースに当てはまると、通常自費(10割負担)で受けていたものが保険割合(通常3割)で診察や処置を受けることができます。
この差は約3分の1でおさまるわけですから大きいですよね。
ではどのような場合に保険適用となるのかみていきましょう。
脇汗で保険適応となるポイント
病名
まずは、病名が非常に大事です。
脇汗で保険適応となる病名は、
という病名がついた場合だけです。
この病気は、簡単にまとめると
特別な原因となる病気がないのに、脇の下の発汗が週1回以上起こり、日常生活に不便を感じる症状です。
理由がはっきりとしていないから対象となるんですね。
原発性腋窩多汗症かどうかのチェック
以下のチェックリストにあてはまる項目数でわかります。
□両脇に同じくらい汗をかく
□脇汗で生活に支障が所持ている
□週1回以上脇汗を多くかく
□脇汗は25歳以前からである
□同じような症状の家族がいる
□睡眠時は脇汗がひどくない
以上の項目に2つ以上あてはまり、かつ、過剰な脇汗に半年以上悩んでいる。=重症事例のみです。
この条件にあてはまった場合に原発性腋窩多汗症という病名がつく可能性があります。
あくまでも病名をつけるつけない(該当する・該当しない)については、医師の判断ですので、このチェックリストであてはまるから必ず該当するということではありません。
保険適応となる治療法
保険適応となる治療方法は複数あります。
塗り薬
手術
ボトックス注射
最近の主流は、
です。
ボトックス注射は、施術時間も非常に短く5~10分程度です。
問題は、長期にわたって効果を維持することができないため、
4から6ヶ月で効果がなくなります。
効果がなくなったら、再びボトックス注射をして効果を維持することになります。
通常、保険適応外のボトックス注射は、自費で8万円程度かかるところが多いですが、
保険適用で約3万円程度です。
非常に安く済みますね。
ただし、保険適用のボトックス注射はアラガン社製のものに限られ、さらに、各種申請などを経てクリニックへ入荷されますので、時間がかかります。
その他の治療もされちますが、副作用的なものも少なく、日常的な手間も少ないということで、ボトックス注射が主流になってきています。
お近くのボトックス注射施行医療機関においても、保険適応を対応しているところと、自費のみのところとあります。
必ず受診前に確認をするようにしてください。