脇汗で使う病院からの出される飲み薬は効果があるのだろうか？

脇汗で悩んでいる人の中には、内服薬でなんとかならないか考えておられるかたもいるでしょう。

実際に内服薬はないわけではありませんが、医療保険が利用できるのは1種類だけです。

その名も

プロバンサイン

といいます。

この薬プロバンサインについて考えている人も考えていない人も一度どんなものか知っておいて損はないと思います。

 

プロバンサインは脇汗に効果があるのか？

プロバンサインとは

汗が出る仕組みとしては、神経伝達物質であるアセチルコリンが関係しています。

このアセチルコリンの働きを抑えて、汗を出す指令を遮断するのが、抗コリン系と呼ばれるプロバンサインです。

このプロバンサインは錠剤で、1日３～４錠内服します。

1回は基本的に1錠です。

ただし、このプロバンサインはアセチルコリンの働きを阻害するので、アセチルコリンの働きである唾液や涙の分泌も抑制されるため、目や口の渇きが発生することがあります。

また、ごく一部ですが、排尿障害や便秘になることも考えられます。

さらに、全身からの汗の排出を抑制することから、全身から汗が出にくくなってしまいます。

このため、熱中症になりやすいという弱点もあります。

プロバンサインの費用

基本的には、医療保険が利用できます。

しかし、病名で「多汗症」ということが必須条件です。

医療保険が利用できるのであれば、1ヶ月の自己負担が約１０００円くらいで済みます。

ただし、、個人輸入という形で手に入れることはできますが、なかなか大変です。

さらに、医療保険等が一切使用できないのでかなりの高額になります。

副作用のことも考えると、ここは専門の人から話を聞いて納得をしたうえでどうするか決めていきましょう。

病院からの処方で手に入れることをお勧めします。

プロバンサインは効くのか？

アセチルコリンの働きを抑えることによって、脇汗を抑えるので、飲めば、ほぼ確実に脇汗は減ります。

ただし、減り方は人によって差がでてきますので、必ずしもすべての人に効果があるとは言えません。

しかし、減ることは間違いないため、脇汗が多くて悩んでいる人にはとてもよい選択肢だと思います。

ただし、多汗症のことをよく知っており、プロバンサインについてもよく知っている医師に聞かなければ処方を受けることが難しい場合があります。

まずは、病院へ問い合わせをしてみましょう。