脇汗で手術!副作用を理解したうえで受けよう!
脇汗で悩んでいるあなた。
手術を受けることを考えていますか?
脇汗で手術を受ける場合、副作用をしっかりと理解したうえで
受けることをお勧めします。
しっかりと副作用を理解していれば安心できますし、
慌てることはないですよ。
脇汗での手術
脇汗の手術は大きくは2つの方法があります。
○内視鏡下胸部交感神経遮断術(ETS手術)
○剪除法
それぞれの手術の副作用を確認していきましょう。
内視鏡下胸部交感神経遮断術(ETS手術)の副作用
ETS手術は、内視鏡を見ながら、交感神経の束を切断する手術です。
内視鏡を見ながら行うため、手術自体のリスクは非常に低いものです。
しかし、この交感神経を遮断することによって、副作用が発生するのです。
代償性発汗
ETS手術の最大の副作用は代償性発汗です。
これは、脇汗は止まったものの、
そのほかの場所からの汗の量が増えるというものです。
汗の基本的役割は、体温調節ですから、
人間の汗をかく量は手術の有無に関係なく変わりません。
ETS手術を受けると、脇からの汗の量は確実に減りますが、
一方、大腿部などの汗の量が増えることがあります。
前述したように、人間の汗をかく量は変わらないため、
脇の汗の分が他のところから汗として出ることになります。
問題は、それが、自分自身が考えている量より汗の量が多いことが
非常に多く見られます。
これについては、手術前にしっかりと医師から説明を聞き、
納得したうえで手術を受けるようにしてください。
この代償性発汗はかなりの高確率で発生する副作用ですので
ある意味 「覚悟」 が必要かもしれません。
剪除法の副作用
剪除法は、皮膚を切開し、その皮膚の裏にあるアポクリン汗腺・
エクリン腺を除去する方法です。エクリン腺は無数にあるため、
完全にすべてを除去することは困難です。
また、剪除法が保険適用となるのは、ワキガ治療に対してです。
多汗症の場合には保険適用外であり、さらに、効果が薄いことがあります。
手術の主義的なものでは特に問題が起きる手術ではありません。
傷跡が残りやすい
皮膚を4~5センチ切開するため、傷跡が残りやすくなります。
これについては、1年くらいたつと、傷も薄くなり、
目立たなくはなりますが、よくみればわかることもあり、やはり、
本人は気になるところです。
この感じ方は個人差があるかもしれませんね。
脇毛が薄くなる
剪除法の場合、毛根も一緒に除去してしまいます。
このため、脇毛の量がかなり減ります。(70%程度ダウン)
70%ダウンは、見た目としてもかなり減った印象を受けますので、
悩む方もおられるようです。
毛根がないわけですから、生えてくることはありませんので、
受け入れるしかないかもしれません。
代償性発汗
やはり剪除法においても、代償性発汗になることがあります。
人によって個人差がありますが、可能性としては考えておかなくてはなりません。
まとめ 脇汗で手術を受ける場合の副作用
最も多く、重大な副作用は、代償性発汗です。
脇汗の悩みが解決しても、この代償性発汗でまた悩んでは本末転倒です。
事前に医師からよく説明を聞き、自分自身がしっかりと納得したうえで
手術を受けることが重要です。
事前に、副作用についてしっかりと理解をしておくことで、
術後の精神的な負担も軽くなります。