脇汗で手術!いったい費用はいくらかかるの?
脇汗を根本的に治す手術療法。
しかし、脇汗で手術となったら費用はいくらかかるのでしょうか?
決して安いとは言えませんが、脇汗の悩みを永久的に解決できるのであれば
高くない?
でも、いくらかかるか知らなかったら検討できませんよね。
みていきましょう。
脇汗での手術にはどんな種類があるの?
脇汗で手術をするといってもやり方はいろいろあります。
代表的なものとして、
○内視鏡下胸部交感神経遮断術(通称:ETS手術)
○剪除法(直視下摘除法)
があります。
内視鏡下胸部交感神経遮断術(ETS手術)
【やり方】
直径2ミリ程度のファイバースコープ(内視鏡)を脇の下にあけた
2ミリ程度の穴から挿入します。
内視鏡を進めていき、交感神経の束をみつけます。
見つけたら、交感神経の束を切断します。
【手術時間と麻酔】
手術時間は30分程度で、局所麻酔で行います。
【副作用】
代償性発汗があり、脇以外の汗の量が増えることがあります。
ワキガの手術ではないため、臭いには効果がない。
【健康保険適用の有無】
健康保険が利用できます。
【費用】
1回につき約9万円程度です。(保険適用)
ただし、医療保険の高額療養費が利用できますので、
所得によっては9万円の3分の2程度に抑えることも可能です。
(手続きが必要です)
剪除法
【やり方】
脇の皮膚をしわに沿って3~4センチ切開します。
切開した皮膚を裏返し、医師が目で確認をしながら汗腺を除去します。
(主としてアポクリン汗腺を除去。エクリン腺もできるだけ除去)
手術の際には、毛根も切除します。
【手術時間と麻酔】
手術時間は1時間半~2時間程度で、局所麻酔で行います。
【副作用】
傷跡が目立ってしまうことがある。
脇毛の量が70%程度減る。
【健康保険適用の有無】
ワキガ治療の場合、健康保険が利用できます。
多汗症治療の場合、健康保険は利用できません。
【費用】
保険適用の場合、両脇を1回で行い、約4~6万円程度です。
保険適用外の場合、約20~30万円程度です。
その他の手術
吸引法
脇の下に数ミリの穴をあけ、そこからカテーテルを挿入し、
汗腺を吸引して除去します。
効果は剪除法より劣ります。
保険適用外で、約15~25万円程度かかります。
まとめ 脇汗で手術費用はいくら?
脇汗の手術で、確実に保険適用となるのは、ETS手術のみです。
剪除法の場合は、ワキガ治療として保険適用となります。
多汗症だけの場合は、保険適用外です。ご注意ください。
手術の場合は、体への負担は大きいため、
事前にしっかりと医師と相談をして受けるようにしましょう。