脇汗のボトックス治療で健康保険を使う方法
脇汗で悩んでいませんか?
2012年11月から、条件を満たせばボトックス注射に
健康保険が適用されることになりました。
すべての人ではないのが残念ですが、
健康保険が利用できれば負担がかなり減ります。
ここではボトックス治療で健康保険を使う方法を見ていきましょう。
ボトックス治療とは?
ボトックス治療とはどのようなものでしょうか?
ボトックスとは、ボツリヌス菌が作り出すたんぱく質(ボツリヌストキシン)を
薬として用いることができるようにしたものです。
このボツリヌストキシンには、神経や筋肉の動きを抑制する働きがあります。
このボツリヌストキシンを注射することによって、
交感神経から汗腺へ汗を出す信号がブロックされて
汗が出なくなるというものです。
ボトックス治療の効果と期間
ボトックス治療を受けると、約70%程度汗がでなくなる感じが
するといいます。(個人差があります)
注射の効果は、2~3日後から現れはじめます。
効果は約4~6ヶ月です。
ボトックス治療の流れ
1.問診
脇汗の悩みや現在の状況などを確認します。
※この時点で保険適用になるかどうか医師等が判断します。
2.予約
施行予約を行います。
3.実施
ボトックス治療を行います。
ボトックス治療の保険適用になるには?
ボトックス治療が保険適用になるためには
以下の2つを満たすことが必要です。
①病名
ボトックス治療が保険適用になるためには
という病名がついている方が対象です。
②判断基準
○原因不明の過剰な脇汗が半年以上前から続いている。
上記に加えて、
以下の6項目のうち2項目以上に当てはまる場合
☆両方の脇で同じくらい多くの汗をかく
☆脇の汗が多いため、日常に支障が生じている
☆週に1回以上、脇に多くの汗をかくことがある
☆このような症状は25歳より以前にはじまった
☆同じような症状の家族・親戚がいる
☆睡眠中は脇汗がひどくない
この条件を満たした場合のみ保険適用となります。
必ず医師と相談をしていただき、
保険適用の有無を確認してください。
ボトックス治療で使用する薬剤
ボトックス治療では、保険適用となる場合と、保険適用外となる場合で
使用する薬剤が異なる場合があります。
保険適用となる場合は、
グラクソスミスクライン社の「ボトックス」
のみ対象です。
保険適用外となる場合は、
アラガン社の「ボトックス ビスタ」
が使用できます。
保険適用の場合の料金
保険が適用となる場合の料金は自己負担割合によっても異なりますが、
約3万円です。
保険適用外の場合は、自由に病院によって設定できますが、
約7万円~というところが多いようです。
まとめ ボトックス治療で健康保険を使う方法
ボトックス治療で健康保険を使うには、
条件は、上記の項目を満たした場合に適用されます。
これについては、医師とよく相談をしてください。
自由診療(保険適用外)となりますので、
安いところを調べることも方法です。
しかし、過剰に安いところは、注意が必要です。
使用している薬剤などを確認してください。
アラガン社の「ボトックス ビスタ」であれば品物は間違いないものです。